2016-02-13 ■ 肩書き、愛、浪漫、恒久、沙汰、因果、悔悟、忠考、信心どれもがもぬけの宙を穿いている境界は体に頗るささらいで、喉が渇く黒点が 凝っと 見透かしている生まれながらに定義付けられているならば支配たり、従属たり、性と呼ばれるそれに強いられている、調伏されているのだと境界はほどなく体に楔を嵌め、臓を穿つ朱純が 碧濁が 唯一の福音となる 赦して許す 許しが赦すゆるしを乞うて 常の不合をゆるしを乞うて 不浄の瑕をゆるしを乞うて 嫋溺賛歌を凡てを統べる、ゆるしが欲しい