2015-09-07 ■ 言葉にならない感受性を保持していたわけではなく型にはまらない、形に収まりきらない人間性を獲得していたわけでもなくただの点、染みが、自身が何であるのか理解することすら放棄していただけのことだった頭の中に羅列してわだかまりを遺すばかりの言葉たち彼等は遠く及ばない場所まで根を張っていてその生き物に取り込まれることさえ叶わずある意味で違和感は吐瀉された異物とよく似ていて毎日それを口に容れては口から戻し、口に容れては口から戻し、繰り返し身体に馴染ませ懺悔することで赦しを乞う