葉枝、間隙、黄飛沫虚突

脳を焼く。何度も、何度も、

不緩衝の布切れを、貫く

人が近くなって 音が遠くなる

顔が見えなくなればいい

間に合わないのはわかってる

螺旋は棄てて 標は燃やした

扉は鍵して  芽は摘んだ

咽は潰して  器は割れた

杭を打って  坑を埋めた

ロザリオで耳を鬱ぐ

呟いた呪詛が眼を潰す